「パピヨンを飼いたいけれど、しつけはいつから始めればいいの?」 「最低限必要なしつけとは?」 「しつけは誰がして、成犬でもできる?」
こういった疑問にお答えします。
【目次】
✔本記事の内容
・1.パピヨンのしつけはいつから始める?
・2.しつけは誰がする?
・3.最低これだけはぴパピヨンにしつけよう
・4.成犬になってもしつけはできる?
本記事では「犬のしつけができないけど、何が悪いのかわからない」「これから犬を飼いたいけどしつけができるか不安」という方向けに書いています。
本記事では「パピヨンのしつけはいつから始めればいいの?」「最低限必要なしつけにはどんなものがあるの?」「パピヨンのしつけについて知りたい」という方向けに書いています。
この記事を読むと、パピヨンの基本的なしつけについての知識を得ることができます。
記事を書いている僕は、犬を飼い始めて27年ほど。
これまでに3匹の愛犬と楽しく、ストレスなく過ごしてきました。
そんな僕が、しつけの経験を交えて書いています。
というわけで早速見ていきましょう。
目次
パピヨンのしつけはいつから始める?
しつけのお話に入る前に簡単にパピヨンについてお話しておきましょう。
パピヨンは体高28cm、体重は1.5kg~5.0kg、小型犬です。
人懐っこい性格で好奇心旺盛、活発な犬です。
ですが、警戒心が強く神経質になることもあります。
パピヨンとはフランス語で”蝶”を表し、蝶の羽のような耳がチャームポイントです。
あのマリーアントワネットが愛した犬だと言われています。
さてこのパピヨン、しつけはいつから始めればいいのでしょうか?
パピヨンだけでなく、家庭で犬を飼うに当たって必要なのがしつけですよね?
そのしつけは家庭に迎え入れた日から始めるのが好ましいです。
犬にとって生後3週~12週はとても重要な時期(社会化期)とされていて、人間と共に生活していく為に必要な様々な事柄を教えていく期間となっています。
いろんなものや人たちとの触れ合いであったりなど、多くの経験をさせていくことが大切です。
またこの時期は学習能力も高いのでしつけにはベストなタイミングです。
子どものパピヨンが家庭にやって来るのは生後8週からが多いので家庭で迎え入れたら直ぐにしつけを始めるのが良いでしょう。
とは言っても、新しい環境にやって来るのですから警戒心の強いパピヨン、様子を見てそれぞれに合わせてしつけを開始する必要があります。
それではこのパピヨン、しつけは誰がするのがいいのでしょうか?
しつけは誰がする?
パピヨンのしつけは誰がするのがいいのでしょうか?
もちろん、飼う方が一人であれば一目瞭然なわけですが、家族の多い家庭では誰がするの?ということになってきます。
そんな場合は事前に家族間での話し合いの場を持つようにしましょう。
しつけは毎日、少しずつ続けていくことが大切です。
約束事、排泄、散歩、清潔などすることはたくさんあります。
なのでやはり一日の中でパピヨンと一番長い時間を過ごす人が中心となってしつけをするのがベストであると言えます。
だからと言って一人に任せるのはよくありません。
これからパピヨンは家族の一員となるのですから、これまでの生活とは変わってくることも多いでしょう。そこら辺の話し合いなどもしておくことが大切ですね。特に子どもさんがいる家庭では分かりやすく教えてあげるようにしましょう。
また役割分担なども話し合いの中で決めるといいですね。
最も大事なことはしつけについて、家族全員が同じ意識を持っておくこと。
例えば、してはいけないことや指示する言葉の統一性を持つこと。
あることに関して、お母さんは「ダメ」と言うけど、お父さんは「いいよ」と言う。
「おすわり」と言う人もいれば、「すわりなさい」と言う人もいるなど。これではパピヨンは戸惑ってしまいます。
必ず家族皆がパピヨンに同じ対応をすることを心がけて下さい。
パピヨンとスキンシップをとることも忘れずに、信頼関係を築いていきましょう。
続いては最低限必要なしつけについてお話していきます。
最低これだけはパピヨンにしつけよう
しつけと一言に言ってもたくさんあり、何からしつければいいのか迷ってしまいます。
ここではパピヨンに最低これだけはしつけておきたいものを紹介していきましょう。
1.人間社会に慣れされる
最初にもお話したように人間とパピヨンが共に生活していく為には、パピヨンが私たち人間社会の様々な事柄に慣れてくれることが大切です。
家・外などパピヨンを取り巻く全ての環境においての音や物、人々に慣れさせていきましょう。スキンシップをとりながら体に触れられるという事にも慣れさせて下さい。
2.ハウストレーニング
パピヨンが安心して寝る場所を教えます。
扉や屋根があったりと全体が覆われているクレートがオススメです。
人間にとってもそうですが、パピヨンにとっても落ち着ける場所があることはとっても大切なこと。また、クレートは扉や屋根を取り外すことができるものが良いでしょう。
クレートに慣れておくといざという時の移動などにもスムーズに対応できるようになります。
ケージの中にクレートを入れて慣れさせていきます。
クレートのサイズはパピヨンが中でUターンすることができ、横になって寝れるサイズがオススメです。
パピヨンの成長に合わせてサイズを確認していくことが必要となってきます。
普段は扉を開けた状態にしておき、パピヨンが好きな時に入ったり、出たりできるようにしてあげて下さい。
3.トイレトレーニング
トイレトレーニングはとても大事な要素となります。
パピヨンが自分で排泄できなかったり、何処でもされてしまっては困ってしまいます。
排泄する場所は1ヶ所と決めておきましょう。
排泄を促すタイミングとしては、パピヨンが起床した後・運動をした後・食後です。
また床の臭いを嗅いだり、ソワソワし始めた時は排泄のタイミング!と捉えましょう。
ゲージにトイレシーツを敷いておき、そこへと誘導していきます。
「ワンツー、ワンツー」と声をかけてあげて下さい。そして排泄できた時にはしっかりと誉めてあげることが大切です。
少しずつできるようになってきたらトイレシーツの大きさを小さくしていきます。
4.物や人への甘噛み
子どもの犬はお母さんや兄妹と噛み合って遊ぶ時期です。
なので噛むという欲求を満たしてあげることが大切となってきます
噛んでも構わないおもちゃを用意し、飼い主さんも一緒に遊びましょう。
また噛まれて困るものはパピヨンの近くには置かないという配慮も忘れずに。
5.コマンドトレーニング
コマンドとは飼い主さんが犬に対してして欲しいことなどを指示する時に使う言葉やハンドサインなどのことを言います。
例えば、おすわり・まて・ハウスなど。
こちらも非常に大切なことですが社会化期(生後3週~12週)を過ぎてからでも大丈夫なので、毎日少しずつ進めていって下さい。
以上が最低限必要なパピヨンへのしつけです。
お分かりとは思いますが、それぞれのパピヨンの状態に合わせて進めていきましょう。お互いが負担にならないこと、楽しく行うことが大事です。
ではしつけは、パピヨンが成犬になってもできるのでしょうか?
成犬になってもしつけはできる?
“パピヨンのしつけはいつから始める?”の所でもお話したようにしつけは、子どもの頃に行うのがベストな時期ではあります。
ですが成犬でもしつけをすることは可能です。
しかしながら子どものパピヨンのようにはいきません。時間と飼い主さんの根気がキーワードとなってきます。
ある程度、定着しているものを変えさせるにはそれなりの時間と根気がいるということです。
パピヨンの性格を理解し、進めてくようにしましょう。
一度に幾つものしつけをしないこと。ひとつずつクリアしていくようにしましょう。できた時にはしっかりと誉めてあげて下さい。ご褒美も忘れずに。
あまり高いレベルを求めずにやや低めの設定をされておくと負担なくできます。
最後に
パピヨンのしつけについて話してきました。
新しい環境で生活していく為には、その環境に慣れていくことが大切です。
それは人間も犬も同じこと。その慣れには個人差があります。
目指す所は皆一緒であっても、できるようになる時期は様々です。
お互いが楽しく幸せに暮らしていけるよう、焦らずに取り組んでみて下さい。