「今からしつけをしてもダメなんじゃないかな」
「しつけできてない時の特攻薬ってあるのかな」
「手遅れっていつからなのかな」
こういった疑問にお答えします。
【目次】
✔本記事の内容
・1.パピヨンのしつけで手遅れの時の対処法
・2.手遅れっていつから?
・3.成犬からのしつけは少し根気が必要
本記事ではパピヨンが子犬の時に、”しつけをしっかりとできなかった”方向けに書いています。
この記事を読むと、パピヨンへのしつけをこれからどうすればいいのか、もうすでに手遅れなのかどうかが分かるようになります。
記事を書いている僕は、犬を飼い始めて27年ほど。
これまでに3匹の愛犬と楽しく、ストレスなく過ごしてきました。
そんな僕が、パピヨンのしつけがうまくできていなかった時に手遅れなんじゃないかと思って調べたことを紹介します。
というわけで早速見ていきましょう。
目次
パピヨンのしつけで手遅れの時の対処法
パピヨンに限らず犬のしつけに手遅れってありません。
なので、しつけができていなくても日常で困っていなければ何もしなくてもいいです。
しかし、あなたは困っているはずなので、子犬の時にしつけができていなかったとしても、手遅れだから何のしないのではなく、時間はかかりますが今からでもしつけを行いましょう。
しつけが手遅れになっても対処法はありません。
厳しい言い方になりましたが、これが現実です。
簡単にしつけを行う方法なんてありません。
子犬の時にしっかりとしつけしていなかったら多くの場合、何らかの問題行動をしてしまいます。
素人がしつけしているんですからそれは普通です。
根気強くしつけを行うしかないので、出来なければプロに任せるしかありません。
しかしお金は誰しもかけたくないので、しつけを最短で成功するためのコツをお伝えします。
まずは”パピヨンのしつけで手遅れ”とはいったいどのような状態のことを言うのでしょうか?
パピヨンが言うことを聞かず、好きなことをし放題。
まさに僕の愛犬(パピヨン)もこの状況でした。
信頼関係は築けていますか?飼い主さんがリーダーになっていますか?
パピヨンと飼い主さんが共に生活をしていく為にまず大切なことは、信頼関係を築くということ。これがなければどんなにしつけをしようとしてもパピヨンは言うことを聞いてくれません。
私たち人間もそうですよね?信頼できる人からの指図でないと従おうとはなかなか思わないものです。
これはパピヨンに限らずどの犬においてもそうです。
愛犬(パピヨン)とコミュニケーションをしっかりと取ることはとても大切であり、信頼関係を築いた上で初めてしつけができるのです。
そしてリーダーは飼い主さんであることをパピヨンがきちんと認識しているかどうか。可愛いからと言って甘やかしていないか?パピヨンの言いなりになっていないか?
パピヨンは頭が良く、好奇心が旺盛で人懐っこい性格をしています。
特に子犬の時期に家庭へ迎え入れると、その可愛さからついつい甘やかしてしまう飼い主さんがほとんどと言っても良いぐらいいます。
可愛がることは大切なことですが、甘やかすのと可愛がるのとは大きく違います。
つまり愛情のかけ方を間違ってしまうと、頭の良いパピヨンですから飼い主さん(リーダー)と愛犬の立場が逆転してしまい、問題行動へと繋がってしまったり、しつけが上手く進まなくなったりするのです。
その結果、基本の待てやお座り、排泄などができないといった手遅れ状態に…。
しつけを始めるのが遅かった、間違ったしつけの仕方をしていた。
「子犬だからまだしつけは早いだろう。」と大きくなるまで殆どしつけをしないまま飼っていた。(いわゆる手遅れ状態)
逆に、しつけはしていたが厳しく怒ったり、時には叩いたりなど間違ったしつけをしていた為に、結局しつけることができなかったというケースもあります。(手遅れにしてしまった)
この場合は愛犬と飼い主さんとの信頼関係も崩れてしまっている可能性が大きいです。
子犬だから(まだ赤ちゃんだから)何もできなくていいわけではありません。人間の子どもだって小さな頃から少しずつ言葉を覚えたり、スプーンの持ち方を覚えたり、パンツやズボンのはき方や排泄の仕方を覚えていきますよね?
パピヨンも同じです。
パピヨンが飼い主さんと生活していくことになれば、その生活環境に慣れていかなければなりません。自分の居場所であったり、排泄する場所など覚えなければなりません。その他には良いことや悪いことなど覚えていくことも大切です。
これらを教えるのが飼い主さんであり、早い段階からパピヨンに教えていく必要があります。
またできなかったら大声で怒ったり、時には叩いてしまったり。
絶対にしてはいけないことです。
叱ることはあっても怒ってはいけません。怒る、叩くはしつけには逆効果であることを覚えておきましょう。
しつけと一言に言ってもたくさんありますよね?ですがどのしつけにおいても、誉めて伸ばすが正解です。
さらにはパピヨンは非常に賢い犬なので悪いこともすぐに覚えてしまいます。
それを子犬だからまだいい、可愛いからと言ってスルーしてしまうといたずらをするパピヨン、問題行動を起こすパピヨンとなってしまいます。
それを後から”ダメ”と言って止めさせようとしても犬(パピヨン)にとっては”どうして?今までは良かったじゃない!”ということになって理解できないのです。
まだいいでは手遅れなのです。
しつけには一貫性が必要です。
しつける時期・タイミングを逃すと対処法を見つけるのは難しいです。
私たち人間も同じですよね?子育てにも今、しつけるべきことやしつけるタイミングというものがあります。
それではしつけの手遅れって具体的にいつからを言うのでしょうか?お話していきましょう。
手遅れっていつから?
しつけの手遅れっていつからを言うのでしょうか?
パピヨンに限らずですが、犬のしつけは生後1ヵ月~3ヵ月が最も大切な時期です。
この時期は社会化期と言われ、この時期に如何にしつけをするかによって犬の将来が決まってしまいます。
期間にすると非常に短いですよね、もちろんこの後もしつけを続けていくことが大切なのですが、土台作りをしておくことが必須条件なのです。
つまりこの社会化期に土台作りができていなければ手遅れとなります。
またパピヨンは警戒心の強い犬なので、早い間に恐怖心を取り除いてあげることも大切です。
生後12週を過ぎると恐怖心が出てきます。
物音を怖がったり、何かが見えると吠えてしまったりなど…。恐怖心が出るまでに様々な音や物に慣れさせる必要があるのです。
なので生後3ケ月までというのが大きな目安となりますね。
このようにしつけにおいての手遅れとは、生後3ケ月以降のしつけ開始が手遅れとなっていきます。
とは言ってもこんなに早くしつけできる方はプロ以外にいないので、僕の場合は生後6ケ月までに基本的なしつけができることを目安に行ってます。
では成犬になってからのしつけはどうなのでしょうか…?
成犬からのしつけは少し根気が必要
パピヨンは小型犬なので生後約10ヵ月~1年で成犬になります。
成犬にもなってくるとある程度のことが身に付いてしまっているので、新たなことを教えようとしたり、直そうとすることは決して容易なことではありません。
特にパピヨンは頑固な性格でもあるので更に難しくなる可能性も…。
なので飼い主さんの根気が必要となり、時間も要します。
特に無駄吠えや噛みつきなどといった問題行動を直すのは難しいので専門家へ相談したり、預けてみる方法もあります。
そうなってくると費用がかかったり、愛犬(パピヨン)と離れなくてはならない場合も出てきます。
ですが愛犬が楽しく幸せに暮らしていく為には必要なこと。
ですがまずは飼い主さんが頑張ってしつけに取り組んでみましょう。
今はYouTubeやネット、教材などでしつけの情報がいろいろと提供されています。
愛犬のしつけにおいて気になる点の原因は何なのか?その対処はどうすればいいのか?…。
それらを利用してみるのも一つの手ですよ。
ですが学習能力の高い子犬の時期から、家庭にパピヨンを迎え入れた日から、しつけを開始するのがベストであることは理解しておきましょう。
最後に
パピヨンのしつけの手遅れについてや、成犬になってからのしつけについて伝えしてきました。
パピヨンのしつけは家庭に迎え入れると決めた時からもう既に始まっていると考えてもいいかもしれません。パピヨンが住む環境を用意したり、どう育てていくかなどいろいろと考えることはしつけのうちの一つとも言えるからです。
それだけの責任が飼い主さんにはあるということです。
生きていく為にはルールがあり、それを守ることで楽しく幸せに暮らすことができます。
何も分からない状態のパピヨンに教えてあげることはそう難しいことではありません。出来上がった状態に新しいことを教えたり、修正をかけることが難しいのです。
なかなか解決しない場合は迷わず専門家への相談をお勧めします。
参考になれば幸いです。
ぜひ、しつけを成功されて愛犬もあなたも最高の生活を手に入れてください。